VOICE DRAMA SCRIPT
実験番号27、担当職員の憂鬱
実験番号27の担当になった職員。日々の報告を重ねるうちに、「化け物」を見るまなざしは変わっていく。
上演のご案内
【人数】1人(性別不問)
【時間】60秒から90秒
【SE】 は必須ではありません。あるといいかなくらいのものです。
本文
〇「失礼します。本日の報告に参りました。」
【紙をめくる音】
〇「実験番号27 の術後経過はおおむね良好です。そろそろ技能調査を始めてもよいころかと。」
〇「……え、私が技能調査の担当ですか?……はい、わかりました。」
〇「……困ったな。あんな化け物を相手するなんて。」
〇「失礼します。本日の報告に参りました。」
【紙をめくる音】
〇「実験番号にーな、すみません。27の技能調査は順調です。特に知能などは私たちと変わらず……。」
〇「あ、はい。攻撃性は特に……。え、あれを27に行うのですか!?」
〇「いえ、問題ありません……。」
〇「失礼します。実験番号27の終了報告です。」
【紙をめくる音】
〇「27は銃による攻撃を受けた際、防御反応を示しませんでした。」
〇「反撃せず、私の前にずっと立っていました。」
〇「これにより、27は戦闘向きではないと判断され……。」
間
〇「……馬鹿な子。」